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またも携帯の未送信メールから発掘してきました。読み返してみて、うをーなんだこりゃと思いましたが、すみません、一応載せさせていただきます…。 劉輝視点でらぶらふ双花、…の、つもりで書いたのか当時の相馬? 『いつものこと』 二人はいつも側にいてくれるけれど、なのにどうしてこんなに寂しいのか。 「だからお前は常春だというんだ!」 「やだなぁ絳攸、君が男に組み敷かれないか心配しただけじゃないか」 「ばっ…!そんなことあるわけないだろ!仕事しろっ」 「いや私は主上の警護が仕事だから、いまもしっかり仕事中だよ。―ええとあぁほら主上、蚊が」 ぱちん。 楸瑛がおもむろに席を立ち、余の耳元で手を叩いてにっこり笑いかけ、そしていそいそと絳攸の隣へ戻っていく。 「ほらね、ちゃんと仕事してるだろう」 「…っ、おまえはっ、この書翰の山が目に入らないのか!」 「だから、残業なら終るまで君の側についていてあげるって。夜明けを二人で迎えたっていいし」 「いらんっ」 「そんなこと言って。私がいなきゃ迷子になるくせに」 「…ま、迷ってない!」 「ふーん」 口喧嘩の小さな切れ目にすかさず口を挟む。 「…楸瑛。ちょっと」 「はい主上。へぇなるほどふむふむいいんじゃないですか別にそれで問題ないです手配しときますね――あのさ絳攸、いい加減に認めるべきだよ」 ………。もうちょっとちゃんと見てくれても。 そう思っても楸瑛はすでに定位置だ。そしてまた口喧嘩。 「地図が間違ってるんだ!」 「まさか。君は意地っ張りだねぇ本当に。そこがかわいいといえばかわいいんだけどね」 「…っ鳥肌立つわこの花畑脳内め」 「あはは、華やかだろうねぇ」 絳攸が筆を投げた隙に、余はまた控えめに呼ぶ。 「…あのぅ、絳攸、いいか?」 「はい主上。…そうですね、これはまぁまぁです。これは論外、これは合格。ふむ、これは…」 さっと立ち上がって余から書類を受け取った絳攸は、彼の親友とは違い、しっかり見てくれた。ばっさばっさと振り分けられる書類が、なんだか嬉しい。 ふと、視界の隅に楸瑛が眉をひそめ、次いで椅子の下から大量の書翰を取り出して、絳攸の仕事用机に置いたのが見えた。 そしてにっこり笑って口を開く。ちょっと怖いくらいの笑顔だ。 「絳ー攸。ほらほら、こっちもどんどん仕事が溜まってくよ、早く戻らないと机が埋まっちゃうよ?」 「なにっ!?だぁあ何でいきなりそんな増えてんだあり得ないだろうっ」 徹夜続きの吏部侍郎の目に涙。 「…こ、絳攸…」 っていうか、おいこら楸瑛。 「じゃ、じゃあ主上、いま言ったとこ直したらまた呼んでください」 「う、うむ」 「絳攸絳攸こーうゆう」 「うるさい常春仕事しろ!」 「だからしてるって。あぁ、手伝ってくださいっておねだりしてくれたら手伝ってあげ…」 「するかっいらんわ!」 なんか…。余、もしかして、お邪魔虫…?でもここ余の執務室なのだけどなぁ。 そして唐突に理解した。 寂しい、というか。確かにそれもあるのだけれど、これは。 …いたたまれない、のだと。 「黙れ常春ー!」 絳攸が硯を投げて、楸瑛が笑み崩れる。 楸瑛、それべつに愛の告白じゃないからと、余はため息をついて。 「主上も!手ぇ動かす!」 絳攸に怒られて、それを妬んだ楸瑛に睨まれて、とてもとても、余はもの悲しくなったのだった。 おわり 新刊早く出るといいですねぇ。 |
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